人を愛するために必要なこと

人は誰もが愛しながら、また愛されながら生きていきたいという望みを持っています。人間の心は、愛で満たされ愛に生きる時こそ、幸せを感じます。しかしながら、愛したいと思い、また愛されたいと思っているのに、なぜか人間同士、本当の意味での愛し方ができないのはどうしてなのでしょう。それは、いかに愛すれば良いのか、愛し方が分からないのではないでしょうか。ですから、ある意味、「愛」を学ばなければなりません。

 

「愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。」(1ヨハネ4:8)

ゴスペルの根幹となる聖書は始めから終わりまで「愛」について語ります。

 

神ご自身が「愛」であると語るほど、神は愛に満ちたお方です。神の愛は、私たち人間の思いをはるかに超える、とてつもなく大きな愛です。ですから、イエス・キリストを通して示された神の愛、これを知る時に初めて「真の愛」というものが分かり始めてくれるのです。キリストの十字架を通して私たちに示された神の愛とは、アガペーの愛といい、「無償の愛」です。人間の「価値を求める愛」「自分を満足させる愛」とは違って、相手のために犠牲する愛なのです。

 

人を愛するために必要なことは何でしょうか。
それはまず、神に愛されることです。

 人は自分のうちにないものを誰かに与えることはできません。自分にあるものだけを与えることができます。そういう意味で、人を愛するためにはまず自分の心の器を神の愛で満たす必要があります。尽きることのないその愛にたっぷり浸され、キリストから愛を学ぶ時に私たちは真の意味で人を愛することができるようになるのです。聖書を通じて、素晴らしい神の愛に出会い、喜びに満ち溢れる人生をはじめてみませんか。